2021年イグノーベル賞。サイの宙吊り方法が受賞!

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この記事はオジもち語りで9月12日に投稿している年金未払い5億9000万!? サイの宙吊り方法イグノーベル賞受賞!【語るだけならタダ♯4】

での、サイの宙吊り方法イグノーベル賞受賞!に関する解説、補足・説明になります。

目次

イグノーベル賞とは?

ノーベル賞のパロディとして、世界中のさまざまな分野の研究の中から「人々を笑わせ、そして考えさせる業績」に対して贈られる賞。「イグノーベル(Ig Nobel)」とは、ノーベル賞創設者アルフレッド・ノーベルの姓に否定的な接頭辞「Ig」をつけた造語で、下等な、下品な、見下げたという意味の「ignoble」を掛けたジョークである。イグノーベル賞は、イスラエルで発刊された科学ユーモア雑誌「ジャーナル・オブ・イレプロデューシブル・リザルト」誌の編集者であったマーク・エイブラハムズが1991年に創設した。

ノーベル賞には無い公衆衛生学賞、心理学賞、昆虫学賞なども随時追加されており、毎年10組に贈られるが、受賞の内容は非常に真面目な研究も多いかたわら、とんちんかんなものや、強烈な皮肉も含まれているものもあるため、真面目な研究者の中には、受賞を喜ばない者も少なくない。


コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E-188670

2021年現在、日本人は15年連続で受賞している。受賞者には貨幣としは価値のない10兆ジンバブエドル札とトロフィーが送られる。

現在、ジンバブエドルは使用できない為、単純に記念品である。

最も、以前はドルよりも価値が高かったが、ハイパーインフレーションにより、価格が大暴落した側面なども含めて様々な意味を含め記念品となっているのかもしれない。

<span class="bold">もちお</span>
もちお

ジンバブエドルは置いてきた・・・

はっきり言って、ドルのインフレにはついて来られない・・・!

<span class="bold">オジマ</span>
オジマ

少年誌もびっくりのインフレ

なぜこの記事を選んだのか?

まず、イグノーベル賞という存在自体を知らなかったということもあり、目を引いた。

名前自体は聞いたことがあったかもしれないが、しっかりと記事として確認したら興味を惹かれる内容であったため、採用した。

研究と聞くと、固いイメージがあるが今回の記事のメインテーマである宙づりがサイの運搬方法とって良いものかどうかを研究したものなど、面白いものもあるということを伝えたかったことも採用の理由の1つである。

サイの運搬方法が宙づりであるということも衝撃的であったが、それが実はサイにとって良い運搬方法であるため、合理的であったという結論も面白い上に画像もなかなか衝撃的である。

上記2つの画像

CNN.co.jp 写真特集:ヘリから逆さづり、サイの空輸を見るより
https://www.cnn.co.jp/photo/35168799-6.html

他の受賞研究は?

2021年の他の受賞作品について、興味深そうなものをここでいくつか紹介する。

生態学賞:道ばたに吐き捨てられたガムに含まれる細菌の変化を捉えた研究

道ばたに吐き捨てられたガムを5カ国から8個回収し、中に含まれる細菌がどのように変化するのかを調査したほか、自分たちでもかんだガムを道ばたに捨て置いて調査した

この研究から、ガムに含まれる口腔微生物叢が周囲の微生物に取って代わられ、ガムの自然な生分解が行われる可能性や、他の微生物の菌株になる可能性が示唆されました。

なお、サタリ氏らはガムをかみながら授賞式に臨んだとのこと。


Gigazine
https://gigazine.net/news/20210910-2021-ig-nobel-prize/

どこから突っ込んだらいいか分からないが、皆さんはガムを道端には捨てないように願いたい。ガムを噛みながら受賞式に臨んでいる辺りがクールである。

医学賞:オーガズムが点鼻薬と同じくらい鼻づまりに有効なことを示した研究

オーガズムに達することで体内のホルモン量に変化が生じ、点鼻薬と同じくらい鼻づまりに効果的である可能性を示した研究。

この研究では、9組・18人の実験参加者が性行為を行い、オーガズムに達した直後1分以内、30分後、1時間後、3時間後に、鼻腔通気度計を用いて鼻腔抵抗などを測定しました。なお、実験に参加したカップルはすべて片方または両方が医療従事者で、実験はそれぞれの自宅で実施。

研究により、オーガズムが鼻づまりを最大60分間効果的に改善し、3時間かけて通常の状態に戻っていくことが明らかになったとのこと。この研究を主導したブルト氏らは「今後マスターベーションでも同様の効果が示されるのか確認したい。もし効果があることが証明されれば、場合によっては点鼻薬の代わりに使えるかもしれない」と結論付けたとのこと。


Gigazine
https://gigazine.net/news/20210910-2021-ig-nobel-prize/

どう考えても代わりには使えないと思うが、鼻づまりが解消できるのは良かったと思う。

よく検証したなと。

昆虫学賞:潜水艦でのゴキブリ退治に有効な薬物を調査した研究

閉鎖空間となっている潜水艦において、有毒な成分を空気中に残さずに艦内のゴキブリを退治する為、有効な薬物を調査した1971年の古い研究。

1971年当時、潜水艦内のゴキブリ退治には、二酸化炭素とエチレンオキシドを混ぜ合わせたガスが使われていたとのこと。しかし、殺虫後に液化したガスは艦内を暖めると再び気化してしまい、艦に戻った1人が中毒になってしまったこともあった。アメリカのジョン・ムレンナン氏は代替品として殺虫剤のジクロルボスを用いた結果、2時間の噴霧と1時間~4時間の換気により、ジクロルボスが艦内のゴキブリを駆除するのに97%~100%有効であることを示しました。

ただし、ジクロルボスは1995年に欧州連合により劇物として指定されたほか、アメリカの環境保護庁も1998年にジクロルボスの使用を制限。その後も「子どものADHDのリスクを増加させる」などの危険性が指摘されることとなっています。


Gigazine
https://gigazine.net/news/20210910-2021-ig-nobel-prize/

現在、どのような薬物が使用されているかは調べられませんでしたが、ゴキブリを入れないようにすることが最大の対策かもしれませんね。

でも実際に船員がゴキブリに遭遇してしまったら指揮が低下してしまいそうですね。

今後についての期待

こういう日の目をみない研究があってこそ、世の中の色々なことは判明していくと感じていますが、実際にこれからこういう研究をしてほしいというものを個人的に考えてみました。

☆デイトレードを行っている時の脳の状況はギャンブル時とは異なるのか?

デイトレードで株価が上昇している時や下落している時の状態はどうのようなものであり、それはギャンブルで当たった時や外れている時とは異なるのか。

<span class="bold">オジマ</span>
オジマ

ギャンブルの脳汁を味わったらもう戻れないよ!(俺も)

<span class="bold">もちお</span>
もちお

株が上昇した時の高揚感も凄いから。私、気になります!

☆家に侵入してくる虫はどこからどのように侵入してくるのか?

今、非常に知りたい内容をぜひ研究してもらいたい。いつの間にか小さな虫やクモなどが家の中をうろついていることがあるが、一体どこから入り込んでいるのか・・・。

ちなみに、筆者(もちお)はこたつに入っていた時に、カマドウマを目撃して、時が止まったことがあります・・・!

また、こういうあまり望まれていない研究を続けられるような資金援助の仕組みがあってもいいのでは期待します。今はクラウドファンディングなどもあるので、昔よりはやりやすくなっているかもしれませんね。

語ってみての感想、補足

今回の記事は明るい内容であったので、談笑しながら語ることができたのではないだろうか。少し動画の本数も増えてきて、緊張感は取れていたと思う。

毎回手書きで書いている絵もいい味を出していると自画自賛しているが、今回のヘリコプターはなかなかの出来だったのではないだろうか。

以降は今回の動画では話せなかった補足事項について掲載しておく

アフリカのクロサイは、激しい密猟により国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。個体数は98%も激減し、3000頭未満しか現存していないという状態にまで追い込まれており、保護団体はサイを密猟者から守るために、より遠く離れたアクセスが困難な場所にサイを移動させる為、ヘリで逆さ吊りにして空輸している活動を行っている。この際、ヘリ1機でサイ1頭を輸送している。

体重800kg~1300kgほどあるサイを移動させるには、かなりの量の鎮静剤が必要であり、これは体内の酸素レベルを下げ、低酸素血症を引き起こす可能性がある。サイをストレッチャーに乗せて横向きにして移動させるとなると、麻酔下にあるサイの体に供給される酸素が減少し、体をストレッチャーに縛る準備に30分を要する

しかし、逆吊りの場合は足を縛るのに数分かかるだけだ。更に体を逆さにすることで気道が遮られにくくなり、体内の酸素レベルの低下を防ぐことができる

大量の鎮静剤を長時間使用し、移動に時間もかかるとなれば、サイの健康にリスクを与えることになる。逆に、鎮静下で過ごす時間が短ければ短いほど、サイは健康を保つことが可能になるため、この方法が保護活動を継続するためには極めて重要であるとのこと。

また現在、5,600頭以上のクロサイが確認されており、90年代の2倍以上にまで増加しているとのこと。


カラパイア
https://karapaia.com/archives/52301726.html

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